のたま)” の例文
諸居士何卒なにとぞ舎利弗が馳走を受けくれるよう仏から勧めて欲しいと言うと、仏のたまわく舎利弗の性もし受くれば必ず受けもし棄つれば必ず棄つ
是を以て君のたまふときは臣承はり、上行ふときは下なびく。故に詔を承はりては必ず慎め、謹まずんばおのづからに敗れなむ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
のたまわく、舎利弗は一度思い立ったら五分でも後へ退かぬ気質だ。過去世にもまたその通りだった。過去世一黒蛇あり、一犢子をした後穴に退いた。
のたまわく波羅夷〉と出で(『四分律』五五)、誠に一休和尚が詠んだ通り一切衆生迷途の所、十方諸仏出身門だ。
のたまわくかの比丘八種の蛇名を知らず、慈心もて蛇に向わず、また呪を説かずして蛇に殺されたとて、八種の蛇名を挙げたるを見るに、竜王の名多し。仏経の竜は某々の蛇にほかならぬからだ。