言語ものいい)” の例文
唐桟揃とうざんぞろいの淡泊あっさりづくりに住吉張りの銀煙管おとなしきは、職人らしき侠気きおいの風の言語ものいい挙動そぶりに見えながら毫末すこしも下卑ぬ上品だち、いずれ親方親方と多くのものに立てらるる棟梁株とうりょうかぶとは
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
つれの男も、身体からだつきから様子、言語ものいい、肩のせた処、色沢いろつやの悪いのなど、第一、屋財、家財、身上しんしょうありたけを詰込つめこんだ、と自らとなえる古革鞄ふるかばんの、象を胴切りにしたような格外のおおきさで
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ハハハ、からかいなさんなと云ってもらいてえ、どうも言語ものいい叮嚀ていねいうちがいい。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
たちまち乱暴な言語ものいいしながら、横ざまにそのせた形を照して
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いて危いことは有るとも、招くに往かずば臆したに当る、機に臨みて身を扱おうに、何程の事が有ろうぞ、朝の茶とあるに手間暇はいらぬ、立寄って政宗が言語ものいい面色つらつきをも見て呉りょう
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
にわかしめやかなる言語ものいいぶりなり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)