言立いひたて)” の例文
言立いひたてしかば大岡殿作右衞門へたづねありしにはじめはかくちんじしがとてもつゝがたしと存ぜしや寒中見舞かんちうみまひとして金子をもらひ請し旨を申に何かさかなの類ひならば格別かくべつ金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
聞つけたづね來り見れば娘の澤の井と嬰孩みどりご死骸しがいに取付樣々の謔言よまひごと言立いひたて狂氣きやうきの如き有樣なれば種々いろ/\すかなだ兩人ふたり死骸しがい光照寺くわうせうじといふ一向宗かうしうの寺へはうむりしがお三婆は狂氣きやうきなし種々さま/″\の事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
も恐れず傍若無人ばうじやくぶじん言立いひたてなれば越州殿ゑつしうどのにも不敵の奸賊かんぞくなりと目を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)