“親兄弟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おやきやうだい22.2%
おやきょうだい22.2%
おやけうだい22.2%
おやきょうでえ11.1%
おやきようだい11.1%
おやはらから11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見込で御頼みとあれば假令たとへ親兄弟おやきやうだいたりとも義に依ては急度きつと助太刀すけだち致すべしと言へば掃部は聞て偖々さて/\頼母たのもしき御心底しんていかんじ入たり然樣さやう御座らば何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つみのない少女たちを、じにさせるのはかわいそうです。あのひとたちの親兄弟おやきょうだいにすみません。だから……」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ほんとに情無なさけねえよ。わしあ。くにには親兄弟おやけうだいもあるんだが、父親おやぢはもう年老としよりだつたから、んだかもれねえ」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
安「本当にそうです、親兄弟おやきょうでえなげきをかけては済まねえ……美しい女ですね」
たゞぼんやりとすごしまするの、ひにはかれまするやうにりて、かなしかるべきこといまおもふてもらし、わたくし貴郎あなたのほかに頼母たのもしき親兄弟おやきようだいし、りてからちゝらう在世ざいせのさまはたまごと
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
豊雄は元より願うところであるが、「親兄弟おやはらからに仕うる身の、おのが物とては爪髪そうはつの外なし、何をろくに迎えん便たよりもなければ」
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)