“行衞”のいろいろな読み方と例文
新字:行衛
読み方割合
ゆくへ44.4%
ゆくゑ33.3%
ゆくえ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くもくもきたり、やがてみづごとれぬ。白雲しらくも行衞ゆくへまがふ、蘆間あしまふねあり。あは蕎麥そば色紙畠しきしばたけ小田をだ棚田たなだ案山子かゝしとほ夕越ゆふごえて、よひくらきにふなばたしろし。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ひ居候が妻も馬士まご行衞ゆくゑ更に知れ申さず候間東西を尋ね廻り往來わうらいの人々に承はるに今此先へ馬士が女を引立て行たりと申により猶ほあと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やす子の出ていた店は勿論、バーとカフエーを片つ端からたずねあるきまわりましたが全く彼女の行衞ゆくえが判りませぬ。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)