“蟆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がま50.0%
ひき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこにはいばらが茂って、青麻頭せいまとうといわれている促織がかくれ、傍に一疋のがまが今にも躍りあがろうとしているようにしていた。
促織 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
ガルハニががまの脚の搐搦ちくじゃくするを疑いて動物のエレキを発明し、ニュートンが林檎りんごの落つるを見て重力の理に疑いを起こし、ワットが鉄瓶の湯気をもてあそんで蒸気の働きに疑いを生じたるがごとく
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
蜥蜴とかげ壁虎やもりひき、犬、猫、狐、狸、いたち、鼠、貂のたぐいで、合図をすれば必ずどこからか現われて来るから、それをすべて生けるがままにほうって
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
あつい襖を隔てて他人ひとのすること一から十まで言い当てらるる。お師匠さまが白紙しらかみを切って、印をむすんで庭に投げられたら、大きいひきめがその紙に押しつぶされて死んでしもうた
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)