“草書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうしょ63.6%
くさが9.1%
さうがき9.1%
さうしよ9.1%
はしりがき9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょっと米法山水べいほうさんすい懐素かいそくさい草書そうしょしろぶすまをよごせる位の器用さを持ったのを資本もとでに、旅から旅を先生顔で渡りあるく人物に教えられたからである。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
浜村屋の屋号すかしの薄葉うすように、肉の細い草書くさがきで、今朝こんちょう、参詣旁々かたがた、遠眼なりともお姿を拝見いたしたく、あわれとおぼしめし、六ツ半ごろ、眼にたつところにお立ち出でくだされたく、と書いてある。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
召されては宿直とのゐやつれの手もたゆく草書さうがきしたり暮れゆく春を
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「それだつて日本の文字だよ、變體假名交りの草書さうしよだけれど、オランダや天竺てんぢくの文字ぢやねえ」
りつけ、おもてから背後うしろ草書はしりがきをまわして
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)