“若冠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゃっかん50.0%
じやくくわん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世間も知らないそんな若冠じゃっかんの子を遠くへ見送るのに、当時の若い母親は健気けなげであった。しかも戦乱に次ぐ戦乱の世であった。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若冠じやくくわん二十五歳の美男ですが、豫々武藝學問にもたしなみ淺からぬ聞えがあり、拔擢されて近々に境奉行となり、祖先に因縁のある佐渡守に任官するといふ内意をさへ受けて居たのです。