“花御堂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなみどう85.7%
ハナミダウ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎年するように、花御堂はなみどうの花をんできて、灌仏会かんぶつえのお支度をしなければならないし、晩には、甘茶も煮ておかなければいけないでしょう
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四月八日のお釈迦しゃかの誕生の日に、紫雲英げんげと薊とこの花とを以て、花御堂はなみどうの屋根をく習わしもあったから、天竺餅の名はそれから出たのかも知れぬ。
但、竿頭のさつきの花だけは、花御堂ハナミダウにあやかつたものであつて、元はやはり髯籠系統のものであつたかと推測する。尚後の話の都合上此八日と言ふ日どりを御記憶願つておく。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)