“はなみどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
花御堂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今年、四月八日、灌仏会かんぶつえに、お向うの遠藤さんと、家内と一所に、麹町こうじまち六丁目、擬宝珠ぎぼうし屋根に桃の影さす、真宝寺の花御堂はなみどうもうでた。寺内に閻魔堂えんまどうがある。遠藤さんが扉を覗いて、袖で拝んで
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
花御堂はなみどう
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
きょうは灌仏会かんぶつえの四月八日なので、本堂の中には、菩提樹ぼだいじゅの葉で屋根をき、野の草花で柱を埋めた花御堂はなみどうができていた、御堂の中には甘茶をたたえ
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)