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花和尚
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かおしょう
ふりがな文庫
“
花和尚
(
かおしょう
)” の例文
以後はコソコソ影を見せても、
花和尚
(
かおしょう
)
さまだの、
花羅漢
(
からかん
)
さまのと、遠くから
平蜘蛛
(
ひらぐも
)
になって、めったに側へ近づこうともしなかった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鉄の
錫杖
(
しゃくじょう
)
をふりまわす
花和尚
(
かおしょう
)
魯智深
(
ろちしん
)
、馬上に長刀を
操
(
あやつ
)
る九紋竜史進。二丁の
斧
(
おの
)
をかるがると
揮
(
ふる
)
う
黒旋風
(
こくせんぷう
)
李逵
(
りき
)
。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
……描ける
花和尚
(
かおしょう
)
さながらの大入道、この人ばかりは太ッ腹の、あぶらぼてりで、宵からの
大肌脱
(
おおはだぬぎ
)
。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
石榴口には花鳥風月もしくは武者絵などが
画
(
か
)
いてあって、私のゆく四丁目の湯では、男湯の石榴口に
水滸伝
(
すいこでん
)
の
花和尚
(
かおしょう
)
と
九紋龍
(
くもんりゅう
)
、女湯の石榴口には例の西郷桐野篠原の画像が掲げられてあった。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
黄金丸は
饑渇
(
うえ
)
に疲れて、勇気日頃に劣れども、また
尋常
(
なみなみ
)
の犬にあらぬに、
彼方
(
かなた
)
もなかなかこれに劣らず、互ひに
挑闘
(
いどみたたか
)
ふさま、彼の
花和尚
(
かおしょう
)
が
赤松林
(
せきしょうりん
)
に、
九紋竜
(
くもんりゅう
)
と争ひけるも、かくやと思ふ
斗
(
ばか
)
りなり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
▼ もっと見る
水滸伝
(
すいこでん
)
の
花和尚
(
かおしょう
)
魯智深
(
ろちしん
)
も
斯
(
か
)
くやと見えるのであった。
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
花和尚
(
かおしょう
)
と語っていると、彼は何もかも忘れえた。しかし、妻のことなどは、話もしないし、相手も訊こうとはしない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
石榴口には
花鳥風月
(
かちょうふうげつ
)
もしくは武者絵などが画いてあって、私のゆく四丁目の湯では、男湯の石榴口に『
水滸伝
(
すいこでん
)
』の
花和尚
(
かおしょう
)
と
九紋龍
(
きゅうもんりゅう
)
、女湯の石榴口には例の西郷・桐野・篠原の画像が掲げられてあった。
思い出草
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「じゃあ一つ、おそれいるが、その二龍山
宝珠寺
(
ほうじゅじ
)
にいるっていう
花和尚
(
かおしょう
)
魯智深
(
ろちしん
)
と
青面獣
(
せいめんじゅう
)
楊志
(
ようし
)
ってえお人へあてて、一本、添え状を書いちゃくれませんか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
尚
常用漢字
中学
部首:⼩
8画
“花和尚”で始まる語句
花和尚魯智深