“平蜘蛛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひらぐも83.3%
ひらくも13.3%
ひらたぐも3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口をポカンと開いて、今にもよだれの垂れそうな顔をしたが、両手をさし上げたまま床の上にベッタリと、平蜘蛛ひらぐものようにヒレ伏してしまった。
ココナットの実 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いつでも陥ちることが分っていながら、それまで二、三日猶予ゆうよしていたのは、久秀が内々秘蔵の「平蜘蛛ひらぐもかま」があったからである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桃太郎はやはり旗を片手に、三匹の家来けらいを従えたまま、平蜘蛛ひらぐものようになった鬼の酋長へおごそかにこういい渡した。
桃太郎 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そのうちに一同も近づいて来た。森は二歩ふたあし三歩前へ進み、母を始め姉や娘に向ッて、慇懃いんぎんに挨拶をして、それから平蜘蛛ひらくものごとく叩頭じぎをしている勘左衛門に向い,
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
給仕人が平蜘蛛ひらくものようになって謝っているがどうしても許さないのです。
お蝶夫人 (新字新仮名) / 三浦環(著)
其前には十七許りの職人が平蜘蛛ひらくもの如くうづくまつてゐる。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「これはどうも飛んだお邪魔をいたしましてございます、勝山のあの娘も不束なものでございますから、どうぞまた先生様、何分、」と、ここでまたぴったりと平蜘蛛ひらたぐも
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)