“花鳥風月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かちょうふうげつ66.7%
くわてうふうげつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわゆる花鳥風月かちょうふうげつだけしか解さない堂上の人とはすこしるいことにしているようである。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石榴口には花鳥風月かちょうふうげつもしくは武者絵などが画いてあって、私のゆく四丁目の湯では、男湯の石榴口に『水滸伝すいこでん』の花和尚かおしょう九紋龍きゅうもんりゅう、女湯の石榴口には例の西郷・桐野・篠原の画像が掲げられてあった。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二十二年の七月廿にぢう三号の表紙をへて(桂舟けいしうひつ花鳥風月くわてうふうげつ大刷新だいさつしんわけつた、しきり西鶴さいかく鼓吹こすゐしたのはの時代で、柳浪りうらう乙羽おとは眉山びさん水蔭すゐいんなどがさかんに書き、寒月かんげつ露伴ろはん二氏にし寄稿きかうした
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)