“興(お)” の例文
機会(おり)を見つけて父と逢い、名のり合おうと意を決し、大勇猛心を振り興(お)こし、幸い手もとに残っている陰陽秘伝一巻を、朝昼夜に読み耽(ふ)けり、人の一念岩をも通す、十二の春に意味を訓(さと)り
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
曰く、『昼もまた知らざるところありや』と。先生曰く、『汝(なんじ)よく昼の懵々(ぼうぼう)として興(お)き、蠢々(しゅんしゅん)として食するを知るのみ。行いて著しからず、習いて察(つまびら)かならず、終日昏々(こんこん)として、ただこれ夢の昼なり。 ...
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)