“脱然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐったり33.3%
ぐつたり33.3%
だつぜん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日きのう興奮こうふんためにか、かれつかれて脱然ぐったりして、いやいやながらっている。かれゆびふるえている。そのかおてもあたまひどいたんでいるとうのがわかる。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
昨日きのふ興奮こうふんためにか、かれつかれて脱然ぐつたりして、不好不好いやいやながらつてゐる。かれゆびふるへてゐる。其顏そのかほてもあたまひどいたんでゐるとふのがわかる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
いつの間にか鯉魚という万有の片割れにも天地の全理が籠っているのに気が付いて、脱然だつぜん、昭青年の答え振りはきて来ました。
鯉魚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)