“脊負葛籠”の読み方と例文
読み方割合
せおひつゞら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出して見せしに彦兵衞も隱居いんきよの信心をほめ外々ほか/\にて才覺さいかくいたさんと申とき隱居いんきよ脊負葛籠せおひつゞらを取出し是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よくこそ心掛給ひしといた賞美しやうびなし外々にて才覺致候はんと申ければ隱居は暫く考へ脊負葛籠せおひつゞら一ツ取出し中より猩々緋しやう/″\ひとらかは古渡こわたりのにしき金襴きんらんたん掛茶入かけちやいれ又は秋廣あきひろの短刀五本骨ほんぼねあふぎの三處拵ところごしらへの香箱かうばこ名香めいかう品々しな/″\其外金銀の小道具を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
拂ひ何ぞ紛失ふんじつの物はなきやと吟味ぎんみに及ぶところ豫々かね/″\大切にせし脊負葛籠せおひつゞらの無は盜まれたりと覺えしと云時夫は昨日夕方に彦兵衞殿參られ御隱居樣ごいんきよさまに願ひお金の代りに四五日拜借はいしやくしてゆかれしと下女がことばは又如何の譯成わけなりと問ば昨日彦兵衞殿金子の無心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)