“肩巾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたはば40.0%
スカーフ20.0%
かたはゞ20.0%
エシヤルプ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肩巾かたはばの広い監督のあとから、のこぎりの柄を腰にさして、カンナを持った小柄な大工が、びっこでも引いているような危い足取りで、甲板を渡って行った。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
そこでだ、いいかな、おい、お前は己に食物だの飲物だの、それから傷のとこを縛る古い肩巾スカーフかハンケチだのを持って来てくれるんだ。いいかい。
つねにはのみにこゝろまらざりし結城ゆうき風采やうす今宵こよひなんとなく尋常なみならずおもはれて、肩巾かたはゞのありてのいかにもたかところより、おちついてものをいふおもやかなる口振くちぶ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
の紫の肩巾エシヤルプ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)