“肩衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたぎぬ96.2%
かたぎね1.9%
スキップレール1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
客はあたたかげな焦茶の小袖こそでふくよかなのを着て、同じ色の少し浅い肩衣かたぎぬの幅細なのと、同じはかま慇懃いんぎんなる物ごし、福々しい笑顔。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
こんな口上を述べて笑わせながら、肩衣かたぎねねる。着物の袖を滑らす。肌脱ぎになった。
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
労働士の間は薄褐色カルメリトの粗羅紗の僧衣ローブに縄の帯をしめ、修練士になると、白の僧衣ローブ頭巾キャプションのついた長い油屋さんのような肩衣スキップレールをかけて黒い僧帯シングリュームをしめる。純白の白法衣シュルプリを着るのは院長だけである。
葡萄蔓の束 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)