“聞出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ききだ33.3%
ききいだ33.3%
きゝだし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処そこには色々な字書があると云うことを聞出ききだしたから、如何どうかしてその字書を借りたいものだ、借りるには入門しなければならぬ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
栄華をたれと共に、世も是迄これまでと思い切って後妻のちぞいもらいもせず、さるにても其子何処どこぞと種々さまざま尋ねたれどようやくそなたを里に取りたる事あるばばより、信濃しなのの方へ行かれたといううわさなりしと聞出ききいだしたるばか
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
求めて九州へおもふかんと大坂にて兩三日逗留とうりうし所々を見物けんぶつ藝州迄げいしうまで便船びんせんあるを聞出きゝだして此を頼み乘しが順風じゆんぷうなれば日ならずして廣島の地にちやくせしかば先廣島を一けんせんと上陸じやうりく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)