老翁おやじ)” の例文
白髪しらが合総がっそうに取り上げた撫付なでつまげ、品も威もある風貌、いわば幾とせの霜を経た梅の古木のおもかげでこの玄鶯院と名乗る老翁おやじ、どうもただの隠者とは受け取れない。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)