“習々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうしゅう50.0%
しふ/\25.0%
そよそよ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壁を穿うがって海を発見したように、土を掘って天を見出したように、お君というものに死なれて、そこからはてと底との知れない冷たい風が、習々しゅうしゅうとして吹き出したのに、米友は、恐れ、あわて
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かぜ習々しふ/\おとてゝれが不覺ふかくあざけ風情ふぜい
しば浴後ゆあがりを涼みゐる貫一の側に、お静は習々そよそよ団扇うちはの風を送りゐたりしが、縁柱えんばしらもたれて、物をも言はずつかれたる彼の気色を左瞻右視とみかうみ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)