統一とういつ)” の例文
じいさま、うぞわたくしひとつの御神鏡ごしんきょうさずけていただぞんじます。わたくしはそれを御神体ごしんたいとしてそのまえ精神せいしん統一とういつ修行しゅぎょういたそうとおもいます。
であるからわれわれは、近い左右前後さゆうぜんごはいつでもあいまいであるけれど、遠い前後とひろ周囲しゅういには、やや脈絡みゃくらく統一とういつがある。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
『コレコレ、そちなんめに多年たねん精神統一せいしんとういつ修行しゅぎょうをしたのじゃ。統一とういつというものはうした場合ばあい使つかうものじゃ……。』
その脈絡みゃくらくのていどや統一とういつ範囲はんいは、もうすこしたってみねばわからぬが、とにかく一脈絡みゃくらく統一とういつとはじゅうぶんみとめることができる。みょうな変人があったものだ。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
そこまでは、一しん不乱ふらんになって統一とういつをやればどうやらわたくしどもにも接近せっきんされぬでもありませぬが、それからおくはとてもわたくしどもの力量ちからにはおよびませぬ。