“経立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふつたち40.0%
ふったち20.0%
ふつた20.0%
ふッた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三六 猿の経立ふつたち御犬おいぬの経立は恐ろしきものなり。御犬とは狼のことなり。山口の村に近きふた石山いしやまは岩山なり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
三六 猿の経立ふったち御犬おいぬの経立は恐ろしきものなり。御犬おいぬとはおおかみのことなり。山口の村に近きふた石山いしやまは岩山なり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
荒涼たる僻村へきそんの風情も文字の外にあらわれたり。岩のとげとげしきも見ゆ。雨も降るごとし。小児こどももびしょびしょとさみしく通る。天地この時、ただ黒雲の下に経立ふつたつ幾多馬の子ほどのお犬あり。
遠野の奇聞 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そうか、椎の木の大狢、経立ふッたち狢、化婆々ばけばばあ
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)