“経文”のいろいろな読み方と例文
旧字:經文
読み方割合
きょうもん94.9%
おきやう2.6%
きやうもん2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また大床のすみにすえてあった大般若だいはんにゃ経唐櫃きょうからびつのまえに立ち、中の経文きょうもんをつかみ出して、その底までをしらべていたが、やがてのこと
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今しも破蚊帳やぶれがや法衣ころもの様にまとつて、顔を真黒に染めた一人の背の高い男が、経文おきやうの真似をしながら巫山戯ふざけて踊り過ぎるところで。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
終夜よもすがら供養くやうしたてまつらばやと、御墓の前のたひらなる石の上に座をしめて、経文きやうもんしづかにしつつも、かつ歌よみてたてまつる。