“索具”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さくぐ50.0%
つなぐ25.0%
リギン25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びゅうびゅうと、帆柱や索具さくぐにふきつけて、海面には白波がたちさわぎ、船体は、大西風に強くふかれて、錨索いかりづながぴいんと張りきると
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
調子よく波に揺られてゐる索具つなぐの一杯ついた船の花車きやしやな姿は、魂の中にリズムと美とに対する鑑識を保つのに役立つものである。
そしてまたしんとする。……風が索具リギンを鳴らし、スクリューが動悸を打ち、波がざざっとぶつかり、釣床がきしむ。
グーセフ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)