“索綱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つな50.0%
さくこう25.0%
ひきづな25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
檣や索綱つなの黒い影の上に遙か高く、南國の星座が美しく燃えてゐた。ふと、古代希臘の或る神祕家の言つた「天體の妙なる諧音」のことが頭に浮かんだ。賢い其の古代人は斯う説いたのである。
たたずんだ所は風下かざしもになっているが、頭の上では、ほばしらからたれ下がった索綱さくこうの類が風にしなってうなりを立て、アリュウシャン群島近い高緯度の空気は
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
一郎君は小声で言って、ポケットから愛用のジャック・ナイフを取出すと、それでボートの索綱ひきづなをプッツリと切断しました。
新宝島 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)