“純吉”の読み方と例文
読み方割合
じゅんきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戦争せんそうが、はじまって、純吉じゅんきち出征しゅっせい召集しょうしゅうされたとき、父親ちちおやは、ただ息子むすこが、むらからともだちにけをらぬことをねんじたのでした。
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)
あたま過敏かびんすぎると、くちや、手足てあしはたらきがにぶり、かえって、のろまにえるものです。純吉じゅんきちは、少年しょうねん時分じぶんにそうでありました。
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)
ながねむりから、いま、がさめたように、満面まんめん紅潮こうちょうそそいで、にっこりとしたものがあります。それは、純吉じゅんきちでした。
からす (新字新仮名) / 小川未明(著)