突入とつにゅう)” の例文
やがて、中でもいちばん勇敢ゆうかんなネズミが一ぴき、その穴の中にとびこんで、いまにもグリンミンゲじょうの中へ突入とつにゅうしようとしました。
放送局裏に、不可解ふかかいの部隊が集結しているぞ。突入とつにゅう誰何すいかしろ。友軍だったら、短銃ピストルを二発射て。怪しい奴だったら、三発うて。避難民だったら、四発だ。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
生ぬるい水中へぎゅーんと五体がただ一つの勢力となって突入とつにゅうし、全皮膚ひふの全感覚が、重くて自由で、柔軟じゅうなんで、緻密な液体に愛撫あいぶされ始めると何もかも忘れ去って
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
雪の場合のように目標が茫漠ぼうばくとしていて、手探りの盲目もうもく飛行の中で、一点の雲の切れ目をとらえて、機を逸せずその方へ突入とつにゅうして行くようなことをくり返して行く仕事では、小出しに満を持しては
実験室の記憶 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
委員G「遮二無二しゃにむに、マライ半島へ突入とつにゅうするんだ。そしてゴムをあつめる」
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)