“稲公”の読み方と例文
読み方割合
いねこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「家鴨馴知灘勢急、相喚相呼不離湾」何処どこぞへ往ってしまいたいと口癖くちぐせの様に云う二番目息子の稲公いねこうを、阿母おふくろ懸念けねんするのも無理は無い。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
北のかねさんとこは口の重い人達ばかり、家族中で歌の一つも歌おうと云う稲公いねこうは砲兵に、春っ子は小学校に往って居るので、おやじ、長男長女、三男の四人よったり
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)