“稲”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
いね84.6%
いな15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わかつた、松葉屋まつばやのおいねいもうと金次きんじ待合まちあひを出したと聞きましたが。乙「ぼく家見舞いへみまひいかず、年玉としだま義理ぎりをかけてさ。甲「し/\。 ...
七福神詣 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
翌日日暮れに停車場へ急ぐとちゅうで、自分はいねを拾ってる、そぼろなひとりの老婆ろうばを見かけた。見るとどうも新兵衛の女房らしい。
落穂 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
さんをみだして、逃げてきた足なみは、ぴたりときびすをかえして、いなむらにおりたすずめのように、ばたばたとやりもろともにをふせる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「第十、いなむらの火。これは、ただごとでないと、つぶやきながら、五兵衛ごへえは家からきた……」
(新字新仮名) / 新美南吉(著)