“石塔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきとう52.6%
せきたふ42.1%
せきたう5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木が無くなった森の跡は、ちょうど墓場はかばのようでした。大きな木の切株きりかぶは、石塔せきとうのように見えました。王子はその中を飛んでゆかれました。
お月様の唄 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
見合せ一せいさけんで肩先より乳の下まで一刀に切放せば茂助はウンとばかりに其儘そのまゝしゝたる處へ以前の曲者くせもの石塔せきたふかげよりあらはれ出るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まして他人たにんれにかかこつべき、つきの十日にはゝさまが御墓おんはかまゐりを谷中やなかてらたのしみて、しきみ線香せんかう夫〻それ/\そなものもまだおはらぬに、はゝさまはゝさまわたし引取ひきとつてくだされと石塔せきたういだきつきて遠慮ゑんりよなき熱涙ねつるい
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)