“矢背”の読み方と例文
読み方割合
やせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬琴の『蓑笠両談』二に、丸山応挙に臥猪ふしいの画を乞う者あり。応挙いまだ野猪の臥したるを見ず心にこれを想う。矢背やせに老婆ありたきぎを負いてつねに応挙が家に来る。
さて、応挙まことに画の妙手で、矢背やせまで出掛ける熱心さかんなれど写した所が病猪と気付かず。またよく長常の彫り癖を暗記したがその悪い癖たるを識らず。人智誠に限りありだ。