“相打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいう50.0%
あいうち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、同時に多門の竹刀も数馬のめんを打ったのでございまする。わたくしは相打あいうちを伝えるために、まっ直に扇を挙げて居りました。しかしその時も相打ちではなかったのかもわかりませぬ。
三右衛門の罪 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ほうっておけば、相打あいうちか、悪くすれば、城太郎はで斬りになる。——お通はわれを忘れて、河原を駈け、いましめのためかぬ両手をもがきながら、闇へ向って、神の救援をさけんでいた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)