“相噛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいか50.0%
あひか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大滝の巾十間、落差二丈もあるだろうか、巨大なビイドロの如き落口、白浪相噛あいかむ滝壺、四隣を震わす鼕々とうとうの音、小さいながらも、滝というものの美しさを凡て備えていた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
……驚破すはや相噛あひかまば、たゝかはゞ、此波このなみき、此巌このいはくづれ、われぶ、とこゑげて「康正かうせいさーん。」博士はかせたすけよ、とばむとするときなんと、……うなじり、ほゝおもり、あしいだくとるや
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)