“皮相”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひそう62.5%
ひさう37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一平 だから今じゃむしろ一般の女性の外形上の言語や服装等の上には皮相ひそうあたらは非常にあるけど
新時代女性問答 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
用向きの繁劇はんげきなるがために、三日父子の間に言葉を交えざるは珍しきことにあらず。たまたまその言を聞けば、にわかに子供の挙動を皮相ひそうしてこれを叱咤しったするに過ぎず。
教育の事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
まださう云ふ皮相ひさうの問題ばかりでなく、男女関係の場合などでも、男は何時いつ誘惑いうわくするもの、女は何時も誘惑されるものと、世の中全体は考へ易い。
世の中と女 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
まづ學問がくもんといふたところおんな大底たいていあんなもの、理化學政法りくわがくせいはうなどヽびられては、およめさまのくちにいよ/\とほざかるべし、だい皮相ひさう學問がくもん枯木かれきつくばなしたもおなじにて眞心まことひとよろこはぬもの
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)