“癇癪声”の読み方と例文
読み方割合
かんしゃくごえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭子はいささか面くらって、だまって突っ立っていると、たちまちわがままお嬢さんの癇癪声かんしゃくごえが響きわたった。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「早く早く、早くしないと出っちまいますよ」改札がたまらなくなって癇癪声かんしゃくごえをふり立てた。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
揚句あげくの果に誰かが「あたまへ触っちゃいやだっていうのに。」と癇癪声かんしゃくごえを張り上げるが口喧嘩にならぬ先に窓下を通る蜜豆屋みつまめやの呼び声にまぎらされて、一人が立ってあわただしく呼止める
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)