“畫家”のいろいろな読み方と例文
新字:画家
読み方割合
ぐわか80.0%
ゑかき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからまたパリのあるカツフエにやはり紅毛人こうもうじん畫家ぐわか一人ひとり、一わんの「しるこ」をすゝりながら、——こんな想像さうぞうをすることは閑人かんじん仕事しごと相違さうゐない。
しるこ (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それがくせのいつものふとした出來心できごころで、銀座ぎんざ散歩さんぽみちすがら、畫家ぐわかをつとはペルシア更紗さらさ壁掛かべかけつてた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
こゝの女中が持つて來た宿帳の中には吾儕が知つて居る畫家ゑかきの名もあつたので、雜談は復たそれから始まつた。晝の間寂しかつた溪流の音は騷然さわがしく變つて來た。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)