“町全体”の読み方と例文
読み方割合
まちぜんたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またけむりひとつがっているではなく、なにひとつるようなものはありません。どのいえめきっています。まるで町全体まちぜんたいが、ちょうどんだもののようにしずかでありました。
眠い町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まちといっても家数いえかずすくないちいさなさびしいまちで、魚問屋さかなどいやや、呉服屋ごふくやや、荒物屋あらものやや、いろんな商店しょうてんがありましたが、いちばん魚問屋さかなどいやおおくあって、町全体まちぜんたい魚臭さかなくさ空気くうきつつまれていました。
けしの圃 (新字新仮名) / 小川未明(著)