“申兼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まをしか40.0%
もうしか30.0%
もうしかね30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えゝ、申兼まをしかねましたが、それそれが、みちなりませぬ、目上めうへのおかたに、もうこゝろもくらんでまよひましたとふのは、對手あひて庄屋しやうやどのの、の。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「もし旦那様、何ともはやまこと申兼もうしかねましてございますが、はい、小用場こようばへはどちらへ参りますでございますか、どうぞ、はい。……」
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「はいはい申兼もうしかねましたことなれど、この洗濯賃をあてにして、今日はまだ御膳ごぜん頂戴いただきましねえ。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)