“産馬地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うまどこ75.0%
うまどころ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海の口村が産馬地うまどこという証拠には、一頭や二頭の家養をしないものは無いのでも知れましょう。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「ええ、はえだの、ぶよだの……そういうものは木曾路きそじの名物です。産馬地うまどこせいでしょうね」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ここは一頭や二頭の馬を飼わない家は無い程の産馬地うまどころだ。馬が土地の人の主なる財産だ。娘が一人で馬に乗って、暗い夜道を平気で通る程の、荒い質朴な人達が住むところだ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)