“独得”のいろいろな読み方と例文
旧字:獨得
読み方割合
どくとく66.7%
ユニック33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし、二人ふたりが、めいめいに、自分じぶん独得どくとくげいまもっていたら、なんのこともなかったでしょう。
二人の軽業師 (新字新仮名) / 小川未明(著)
長崎遊学中の逸事鄙事多能ひじたのうは私の独得どくとく、長崎に居るあいだは山本先生の家に食客生しょっかくせいり、無暗むやみに勉強して蘭学もようやく方角の分るようになるその片手に、有らん限り先生の家事を勤めて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
アメリカというのはたいへん独得ユニックな国で、バスやエレヴェーターで女のひとと乗りあわせると、頭の禿げたひとはかならず帽子を脱いでじぶんの禿を見せなければならないという話をきかされて
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)