独得どくとく)” の例文
旧字:獨得
もし、二人ふたりが、めいめいに、自分じぶん独得どくとくげいまもっていたら、なんのこともなかったでしょう。
二人の軽業師 (新字新仮名) / 小川未明(著)
長崎遊学中の逸事鄙事多能ひじたのうは私の独得どくとく、長崎に居るあいだは山本先生の家に食客生しょっかくせいり、無暗むやみに勉強して蘭学もようやく方角の分るようになるその片手に、有らん限り先生の家事を勤めて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)