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物哀
ふりがな文庫
“物哀”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ものがな
40.0%
ものあわれ
26.7%
ものあわ
13.3%
ものあは
6.7%
ものあはれ
6.7%
ものかな
6.7%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものがな
(逆引き)
それは耳をそばだてて胡弓の声にきき入り、そののんびりしたような、また
物哀
(
ものがな
)
しいような
音色
(
ねいろ
)
を味わっていた。木之助は一心にひいていた。
最後の胡弓弾き
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
物哀(ものがな)の例文をもっと
(6作品)
見る
ものあわれ
(逆引き)
振乱す幽霊の毛のように打なびく柳の
蔭
(
かげ
)
からまたしても怪し気なる女の姿が
幾人
(
いくたり
)
と知れず
彷徨
(
さまよ
)
い
出
(
い
)
で、何ともいえぬ
物哀
(
ものあわれ
)
な泣声を立て
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
物哀(ものあわれ)の例文をもっと
(4作品)
見る
ものあわ
(逆引き)
赤、黄、緑、青、何でも輪郭の顕著なる色彩を用い、
悠々
(
ゆうゆう
)
たる自然や、
黙静
(
もくせい
)
の神秘を
物哀
(
ものあわ
)
れに写す力があったのが
彼
(
か
)
の人の特長である。
面影:ハーン先生の一周忌に
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
物哀(ものあわ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ものあは
(逆引き)
何処
(
どこ
)
か近くの家で
百萬遍
(
ひやくまんべん
)
の
念仏
(
ねんぶつ
)
を
称
(
とな
)
へ始める声が、ふと
物哀
(
ものあは
)
れに耳についた。
蘿月
(
らげつ
)
は
唯
(
たつ
)
た一人で
所在
(
しよざい
)
がない。
退屈
(
たいくつ
)
でもある。
薄淋
(
うすさび
)
しい
心持
(
こゝろもち
)
もする。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
物哀(ものあは)の例文をもっと
(1作品)
見る
ものあはれ
(逆引き)
それに反して日陰の薄暗い路地は
恰
(
あたか
)
も渡船の
物哀
(
ものあはれ
)
にして情味の深きに似てゐる。
式亭三馬
(
しきていさんば
)
が
戯作浮世床
(
げさくうきよどこ
)
の挿絵に
歌川国直
(
うたがはくになほ
)
が路地口のさまを描いた図がある。
路地
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
物哀(ものあはれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ものかな
(逆引き)
物哀
(
ものかな
)
しい日。田圃向うに
飴屋
(
あめや
)
が吹く笛の
一声
(
ひとこえ
)
長く響いて、
腸
(
はらわた
)
にしみ入る様だ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
物哀(ものかな)の例文をもっと
(1作品)
見る
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
哀
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思
“物哀”のふりがなが多い著者
与謝野寛
徳冨蘆花
永井荷風
佐左木俊郎
徳田秋声
斎藤茂吉
島崎藤村
新美南吉
与謝野晶子
堀辰雄