“無腰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むこし80.0%
むごし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに集まっている連中は、みんな両刀の者であるのに、幸内ばかりが無腰むこしの平民、しかも雇人の身分でありましたから、遠慮に遠慮をして暫らく頭を上げません。
そこで脇差わきざしばかりしてゐて、奉行に呼ばれると、脇差をも畳廊下たゝみらうかに抜いて置いて、無腰むこし御用談ごようだんに出る。この御用談の間に呼んで捕へようと云ふのが手筈である。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これは、茶色の半上下はんがみしもに、無腰むごしと云う着附けである。
野呂松人形 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)