“温突”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
オンドル63.6%
おんどる27.3%
ヲンドル9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
李朝の代表的建築である康寧殿と交泰殿とは既に他に移転せられ変形せられ、今はただ温突オンドルの煙出しのみが小山に沿うて淋しくたたずんでいる。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
その覚悟で建てた赤煉瓦れんが温突おんどる式だからね。はばかりながら酒樽と米だけは、ちゃんとストックして在るんだ。十日や十五日シケ続けたって驚かないよ。ハハハ……。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
中央に茶を煎る炉があり、卓と椅子を備へ、左右の室にカン温突ヲンドル)を設けて、一方は僧室、一方は客室である。私達は客堂で小孩セウハイ(僮子)の汲んで出す茶を喫して小憩した。