“渓間”のいろいろな読み方と例文
旧字:溪間
読み方割合
たにま84.0%
けいかん12.0%
たにあい4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魚でもさけますと大きなやまめ渓間たにまの鯉は蛇を食べますから鮭や鱒を食べると三年過ぎた古疵ふるきずが再発すると申す位で腫物や疵には大毒です。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
樹木の鬱蒼うっそうたる穴迫あなせこ谷の大きな渓間けいかんを、一段高く埋めてうねうねと走っているので、三十町にわたるその全熔岩流を何の遮られるものもなく
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
「説教が終って、もう立った。念のため、途中まで見えがくれに尾行つけながら来たのだ。今しも、この先の渓間たにあいを、野馬に乗って参るのが親鸞」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)