“深水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふかみず50.0%
ふかみ25.0%
ふかんど25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……お前さんに漕げるかい、と覚束おぼつかなさに念を押すと、浅くてさおが届くのだから仔細ない。ただ、一ヶ所そこの知れない深水ふかみずの穴がある。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其夜の夢に逢瀬おうせ平常いつもより嬉しく、胸ありケの口説くぜつこまやかに、恋しらざりし珠運を煩悩ぼんのう深水ふかみへ導きし笑窪えくぼ憎しと云えば、可愛かわゆがられて喜ぶは浅し
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
河中へ漕出こぎだして深水ふかんどへ沈めにかけるより仕様は有るめえが、何か重い物を身体からだに巻附けたいと思うが、あの団子を売る葮簀張よしずッぱりとこ力持ちからもちをする石が有るから、縄も一緒に探して持って