海鰻カシボクー)” の例文
さもあろうと云った顔付で、とっくに知っていた事を聞くように、満足げな微笑を湛えながら鷹揚おうよううなずく。其の顔は、誠に、干潟ひがたの泥の中に満腹して眠る海鰻カシボクーの如く、至上の幸福に輝いている。
南島譚:01 幸福 (新字新仮名) / 中島敦(著)