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海神
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かいじん
ふりがな文庫
“
海神
(
かいじん
)” の例文
あれは
人霊
(
じんれい
)
のみでできる
仕業
(
しわざ
)
でなく、
又
(
また
)
海神
(
かいじん
)
のみであったら、よもやあれほどのいたずらはせなかったであろう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ああ、一たび怒れば
海神
(
かいじん
)
も
戦
(
おのの
)
く『富士』よ。ただこの一回の砲撃で、敵の四機は影もなし。見えるものはただ白い
波頭
(
なみがしら
)
、聞えるものはただ黒潮の
高鳴
(
たかなり
)
である。
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
とぎょうてんした龍巻は、二、三十人の手下たちとともに、一どにドッと
海神
(
かいじん
)
の
社
(
やしろ
)
をかけだしていくと、にわかに、鳥居わきの左右から、ワッという声つなみ!
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十三弦は
暴風雨
(
あらし
)
を
招
(
よ
)
んで、
相模
(
さがみ
)
の海に荒ぶる、
洋
(
うみ
)
のうなりと、風雨の
雄叫
(
おた
)
けびを目の前に耳にするのであった。切々たる哀音は、
尊
(
みこと
)
を守って
海神
(
かいじん
)
に身を
贄
(
にえ
)
と
捧
(
ささ
)
ぐる
乙橘媛
(
おとたちばなひめ
)
の思いを伝えるのだった。
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
たゞ
海神
(
かいじん
)
の
(四)
なつかしや。
天地有情
(旧字旧仮名)
/
土井晩翠
(著)
▼ もっと見る
橘姫
(
たちばなひめ
)
の
御物語
(
おんものがたり
)
は
一
(
ひ
)
と
先
(
ま
)
ずこれにて
打
(
う
)
ち
切
(
き
)
りといたしますが、ただ
私
(
わたくし
)
として、ちょっとここで
申添
(
もうしそ
)
えて
置
(
お
)
きたいと
思
(
おも
)
いますのは、
海神
(
かいじん
)
の
怒
(
いか
)
りの
件
(
けん
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
梅雪入道
(
ばいせつにゅうどう
)
は
鞍
(
くら
)
からおりて、
海神
(
かいじん
)
の
社
(
やしろ
)
に
床几
(
しょうぎ
)
をひかえた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
姫
(
ひめ
)
があれをただ
海神
(
かいじん
)
の
怒
(
いか
)
りとのみ
感
(
かん
)
じたのはいささか
間違
(
まちが
)
って
居
(
い
)
るが、それはそうとして、あの
場合
(
ばあい
)
の
姫
(
ひめ
)
の
心胸
(
むね
)
にはまことに
涙
(
なみだ
)
ぐましい
真剣
(
しんけん
)
さが
宿
(
やど
)
っていた。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“海神”の意味
《名詞》
海神 (かいじん、かいしん、わたがみ、わたつみ)
海におわす神。
(出典:Wiktionary)
“海神”の解説
海神(わたつみ、わだつみ、うながみ、かいじん)は、海を司る神。また、海に住んでいるという神。世界各地の神話においても比較的高位の神とされている場合が多い。
(出典:Wikipedia)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
“海神”で始まる語句
海神社
海神祭
海神豊玉彦尊
海神山鬼来座中