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海晏寺
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かいあんじ
ふりがな文庫
“
海晏寺
(
かいあんじ
)” の例文
広巳の眼の前には初春の寒い月の晩
海晏寺
(
かいあんじ
)
の前の
大榎
(
おおえのき
)
の傍で、往きずりに擦れ違った女の姿が浮んでいた。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
秋は、あれ見やしゃんせ
海晏寺
(
かいあんじ
)
のもみじ……江戸の
咽喉
(
のど
)
しながわに、この真夜中、ときならぬ提灯の灯が点々と飛んで、さながら、夏は蛍の名所といいたい景色——。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
端唄で聞えた
海晏寺
(
かいあんじ
)
、王子滝野川、角筈十二社、少し離れて真間の弘法寺など明治時代に持ち越したが、いずれも評判ほどの眺めもなく、今日にては全く噂にも上らぬ有様、交通の便は日光
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
「お
疾
(
はよ
)
うございましたこと、何は、あの
此間
(
こないだ
)
から行って見たいッて、おっしゃってでした、俤橋、
海晏寺
(
かいあんじ
)
や滝の川より見事だッて評判の、大塚の関戸のお邸とやらのもみじの方は、お廻りなすっていらっしゃいましたか。」
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
品川、
海晏寺
(
かいあんじ
)
。
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
“海晏寺”の解説
海晏寺(かいあんじ)は、東京都品川区南品川五丁目にある曹洞宗の寺院。建長3年(1251年)開山。本尊は聖観音菩薩、山号は補陀落山。
(出典:Wikipedia)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
晏
漢検1級
部首:⽇
10画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“海”で始まる語句
海
海岸
海嘯
海鼠
海苔
海老
海月
海原
海辺
海人